1.具体的な問題を解決する
近藤氏自身がはてな人力検索を作ったキッカケを言及し「誰のどんな課題を解決するか」という点が具体的であれば有るほどサービスに魅力を感じると述べておりました。顧客が明確化されていないものや、そこにマーケットがあるからという理由で始めるサービスよりも起業家の世の中に対して解決したいと考えているものへの情熱が乗っているサービスのほうが伸びるのを何度も見ているとビジョンの大切さについて言及しました。
2.とにかくユーザーを増やす
つまりどんな素晴らしいサービスもやはり収益化しないと続かないということです。収益化のためにはユーザー数が必要ということで、無料でも何でも何よりもまずユーザー獲得を意識してサービスを進めていくというお話でした。初期のはてなは受託開発で売上を立てていき、その利益をユーザー数に耐えうるサーバーを買うことに費やしていたそうで、ユーザーを集めることに集中したからこそサービス自身からの収益化が達成できたと言います。
3.強みを組み合わせる
スタートアップの創業当時の人材は万能型の人材が比較的多いが、人が増えていき会社を成長させる上では能力が尖った人も増えてきます。このとき必要なのはそれぞれの強みを上手く組み合わせること。メンバーの出来ない部分を指摘するのではなく、強みを伸ばしてそれぞれのメンバー間で化学反応を起こしていくことが重要です。
例えば、有限な財を「所有」という消費の形ではなく「シェア」という形で利用できるようにするためのコラボレーション・サービス・システム。マンジーニはこのコラボレーションのサービス・システムをデザインする上で重要なことは「参加にどれだけの努力が必要か?」という利用の円滑さの観点から見ています。その上でサービスデザインを行なうデザイナーの役割は、利用者の「必要な努力レベルを下げることで、ユーザーの意志の力にかかわらず、システムが目的を達成できるようにすること」だとしています。
ここでマンジーニが指摘している「利用の円滑さ」は、サービスがビジネスとして持続可能であるためには非常に重要な視点です。サービスを維持するためには、利用者も含めたシステム全体が存続していることが必要です。サービスプロバイダー側からみれば利用がある程度見込めるよう、システムをデザインしておかなくてはビジネスそのものを維持することはできません。例えば、Zipcarに代表されるようなカーシェアリングのサービスであれば、いつどこでどんな車をユーザーが利用したいと思うかを把握でき、かつ、そのとおりに車を配置できるようなシステムは求められます。
一方、利用者の側から見れば、利用した結果そのものは魅力的でも、利用する過程で過剰な努力が必要なサービスでは使ってみる気にはなれません。タクシーに乗れば楽なのはわかっていても長時間並ばなくてはいけないのであれば、利用するのに努力が必要です。同じくZipcarの例でいえば、iPhoneアプリでいつでも利用可能な車の位置を確かめ、予約でき、かつ、そのアプリ自体が車のキーになるような、努力のいらいない利便性がサービスの利用価値を高めます。サービスプロバイダー側からすると、こうりた利用者の利便性に配慮したシステムデザインをせずに、利用者の努力に期待していたのでは、競合のサービスにユーザーを取られかねません。サービスをサステナブルなものにするためには「利用の円滑さ」はシステムデザイン上、解決しなくてはいけない大事なテーマなのです。
"ティム・ブラウンはまず2つの経済モデルがあると指摘しています。企業が消費者を完全に受動的に商品やサービスを購入する存在と看做す従来の消費主義的なアプローチの経済モデルに対して、「参加型経済」と呼ぶ別の経済モデルの存在について、次のように語っています。
最も魅力的な製品やサービスは、消費者との積極的なかかわりを必要とします。私はこの2つ目の経済モデルを「参加型経済」と呼んでいます。これは、人とかかわり合い、影響を求め、積極的に自らの消費にかかわろうとする消費者中心の経済です。企業はこうした彼らのニーズを支援するプラットフォームを提供すべきです。彼らは健全で生産的な社会と、健康で長生きできる人生を求めています。そこで、彼ら自身がより積極的に参加できるようにするのです。
ここで言われる「消費者中心の経済」は、デザイン思考的に「人間中心の経済」「ユーザー中心の経済」と言い換えてもよいでしょう。しかも、その消費者は単に自分の都合でばかりものをいう我が侭な消費者ではなく、「健全で生産的な社会」と「健康で長生きできる人生」を社会性をもった目で望む、ソーシャル時代の消費者です。
この冊子の謎を解く鍵は、タイトルにあります。見てのとおり、『無印良品 キャンプ場』の文字は小さく、下手をしたら見落としてしまいかねない存在感です。シンプルな表紙には、代わりに大きく「外あそび」と印刷されています。もし表紙にデカデカと『無印良品 キャンプ場』と記してしまったら、キャンプに関心がある人しか冊子を手に取らないはずです。つまりこれは、キャンパーに限定せず、アウトドア全般に好感を持つ人へ向けた冊子なのです。潜在顧客を掘り起こす意図なのだと容易に想像できます。
ちなみに、私たちのようにすでに無印良品 キャンプ場の会員であったり、もともとキャンプが大好きで趣味にしているという人には、わざわざこのような冊子を作成しなくとも、無印良品 キャンプ場の存在さえ知らせれば(あるいは思い出してもらえれば)足を運んでもらえます。「無印良品 キャンプ場、今シーズンもオープン」の一行広告でこと足りるでしょう(もっともこのように構えていられるのは、無印良品 のブランドが確立しているからです。どんなキャンプ場なのかといちいち説明する必要がありません)。
"キャッチコピーのチェックリスト
【1】読者にメリットがあるか?
【2】読むための緊急性があるか?
【3】ユニークか_
【4】これ以上ないぐらいに具体的に書いているか?
【5】文章を読むだけでも得られるものはあるか?
【6】信頼性と興味を引きつけられているか?
【7】読者が既に持っている欲を、つよく刺激しているか?
【8】読者が、うなずきながら読んでいる姿を想像できるか?
【9】セールスポイントが伝えられているか?
【10】ほかにもっと加えられる要素はないか?
はい!Pinterestとtumblrはまったく別のサービスなんです!
これは、tumblr中毒者やPinterestをWebからのみ見ていると、とても勘違いしやすいことです。
<tumblrとは?>
面白いネタやWebページを共有して、今何が面白いのをみんなで楽しむサービス。共有するのは、ネタであるが、結果的に面白い人を発見することにつながる。
データの流れとしては、以下。
<Pinterestとは?>
世界で見つけた自分が興味を持っているものを、ボードという形でコレクションして、そのコレクションを共有するサービス。結果的に同じようなものに興味を持っているコレクションや面白いコレクションを発見することにつながる。
データの流れとしては、以下。
つまり、大事なのはPinterestでは、フォローするのは人ではなく、ボードなんだということなんです。
もちろん、人をフォローすることもできますが、それだとその人のボードを全部フォローすることになります。でも、その人の興味を持っているものを全部フォローする?そんなわけないですよね。
"「情報弱者」から脱出するのに必要なのは、「ネットリテラシー」ではなくて、「信頼できる人脈」なのかもしれません。
リアルの人間関係がめんどうで、ネットに逃げ込みたくてしょうがない僕のような人間には、耳の痛い話ではありますが……
以前、『2ちゃんねる』の「ひろゆき」さんが、ある対談でこんなことを言っていたんですよね(正確な引用ではありませんが、概略としては合っていると思います)。
————————————————
いつでもお金を貸してくれ、泊まらせてくれるような友達がいれば、「自分にお金がないこと」は、大きな問題ではない。
逆にいえば、そういう「人脈」が無いから、自信が持てないからこそ、「お金」が必要だと思い込んでしまうんですよ。
————————————————